2016年11月28日月曜日

ファンダメンタルズで観る!

どうも、YOLOです!

本日はドル円の相場展望はテクニカル分析を
お休みしてファンダメンタルズ寄りの記事です。

先にポジショントークを…
112.90のショートポジションは予定通り手仕舞い、
現在スクエアです。※詳細Twitter「tweet」参照。

では本題、タイトルにもしていますがドル円の行方を
今のところ2通りで考えています。

1つ目は、1ドル=90円割れ、ベアトレンド継続です。
これは元々市場のコンセンサスでした。

世界経済を見渡した際に様々な問題から安全通貨、
安全資産へマネー移動を当初は想定していました。

欧州(EU)では、まずドイツ銀行(Deutsche bank)問題。
簡単に説明すると、全世界の年間GDPの66兆ドルを
上回る75兆ドルのCDSをドイツ銀行が一行で保有。
時限爆弾(CDS)が爆発すれば、リーマンショック再来
が懸念されていました。※CDSの事が知りたい人は
「マネー・ショート(The Big Short)」鑑賞を推奨します。

そして英国EU離脱(Brexit)、ギリシャ問題(Grexit)、
ポルトガル・スペイン財政赤字、イタリア国民投票など
欧州には日本メディアではあまり放送されていませんが
様々なリスクがあります。詳細はGoogle検索に譲ります。

アジアでも忘れてはならない中国問題、韓国や北朝鮮、
産油国ではサウジアラビア、ロシアもそれぞれリスクを
抱えている状態です(自然災害、地政学リスクも含む)。

では何故ドル円は120円を目指すと予想出来るのか?

それでは2つ目、1ドル=120円、ブルトレンドへの転換です。

まずキーポイントとなるのは、2016年12月14日FOMC。
利上げの織り込み度については、前々回の投稿内容を
参照して頂くとして、最も注目すべきはFRBの声明文、
そしてイエレン議長の発言です。つまり今後の利上げ
方針(ペース)です。※12月の利上げは織り込み済み。

簡潔に言えば、利上げペースが早くなればドル買いと
なるのが現時点での最新のコンセンサスです。
つまり、イエレン議長の発言次第で100円の節目を境に
ドル円の見通しが全く変わってくるとも言えます。

また東京市場には、GPIF、3共済、かんぽ生命保険、
ゆうちょ銀行という長期投資目的の機関が存在する為、
半強制的な買い越しが株価を後押しする可能性も高い。

更にトイツ銀行問題も救済措置が着実に行われており、
まだ完全ではありませんが当初の懸念より落ち着きを
取り戻しつつある状況です。

これらの考察から月足主戦場(Main battlefield)上限への
トライも想定出来ます。※月足主戦場「月足で観る」参照。

最後にドル円年間平均ボラティリティ(1995~2015年)は
約18円です。2016年終値から上下±18円が勝負と考え、
全てのイベントを熟した後にトレードプランを練るのも
良いと思います。

ただ2008年リーマンショック時の年間ボラティリティは
約25円(2,485pips)ですので暴落リスクを見据えるなら
この値幅には注意を払うべきでしょう。

ドル円がブルドレンドに入り、景気回復が垣間見えても
いつ何処でどのリスクが再浮上してくるか分かりません。
楽観視し過ぎには十分注意してトレードして下さい。

これら内容は全て一個人の考察に過ぎません。
投資・投機の最終判断はご自身で宜しくお願いします。


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