2016年12月18日日曜日

思考転換!

どうも、YOLOです!

本日はドル円の相場展望は1日
お休みして相場の考え方について
記事にしたいと思います。

唐突ですがFXで勝つ為に最も
必要なものとは何でしょうか?

おそらく多くの人の答えは2つの
要素に絞られてくると思います。

テクニカル分析の要素、若しくは
ファンダメンタルズ分析の要素です。

全て正解です。
…が実は全て不正解にしてしまう
要素にもなり得るという事をここで
理解して頂けたらと思います。

では次の質問です。
テクニカル、ファンダメンタルズを
分析する理由は一体何でしょうか?

答え方は色々あるでしょうが結局は
勝率を引き上げる為に利用している
という答えに行き着くと思います。

勿論、勝率は高ければ高い方に
越したことはありません。

誰しも1度は聖杯探し、勝率100%を
目指した時代が有る筈です。

しかし、相場の原理・原則として存在
する不確実性やランダムウォークが
想定された結果を不確実、ランダムに
形成してしまいます。

まずこの本質的な部分を理解する事が
大切なので少し例を出します。

例えば、10名の市場参加者のみで
相場が形成されていたとしましょう。

Yというチャートパターン(テクニカル)が
発生し、Zという政策(ファンダメンタルズ)
が施行され市場参加者の内、5名が買い、
3名が売り、2名が何もしなかった結果、
Aという値動きが発生したとします。

続いて、Yに似たY’というチャートパターン
がまた発生し、Zに似たZ'という政策が施行
された時、先程と全く同じ顔ぶれ、資金量、
同じ売買を同じ思考で繰り返すと結果はA
に似たA'という値動きになると思います。

ここには勝率の存在意義が強くあります。
しかし、実際の市場ではこの様な現象が
起こり得るでしょうか?そう、有り得ません。

Aの値動きで退場した人もいれば、
Aの値動きで様子見をしていた人達が
次は売買をするかもしれません。
Aの値動きで損失を被った人が次は先程の
反対売買を行うかもしれませんし、全く別の
参入者が売買を行うかもしれません。
そこで売買される資金量も全く同じになる
確率は限りなく低いと言えるでしょう。

つまり、勝率というのは一種のパターン対する
優位性の次にあり、結果が保証されたものでは
ないという事です。要は勝率がもたらす結果は
予測もコントロール出来ない、過去の検証結果
に他ならないというのが相場の原理・原則です。

これを完全に理解出来ていれば、勝率及び
優位性からもたらされる結果で一喜一憂する
必要はありません。勝ち、負け、引き分けの
ジャンケンをしているに過ぎないからです。

ただ優位性に意味が無い訳ではありません。
ジャンケンであれ、完全にランダムではなく、
人間の行う行動には癖が存在するからです。

しかし、今回はそれよりも最も重要な要素を
1つ覚えて頂きたいと思います。

それは皆さんご存知の資金管理です。

資金管理こそ、自己判断のみで限りなく
100%コントロール出来る最大の武器です。

何故なら資金管理を行ないさえすれば、
結果から生み出される自己資金変動を
完全に予測出来るからです。

この意味を軽視してはいけません。
理由は予測出来るもの(資金管理)と予測は
出来なくとも統計学的に優位性があるものを
組み合わせる事で利益を積み重ねるビジネス
こそ投資・投機であるからです。

まずは100%コントロール出来るスキルを
身につけ、そして統計学からもたらされる
優位性の本当の意味を理解する。それは
即ち優位性を信じ、売買結果は予測せず、
資金管理のみ注力すれば自ずと資産曲線
は放物線状に伸びていくという事です。

ここまでを完全に理解し実行に移すまでに
多くの人は資金を失い退場を余儀なくされて
しまうのです。本質を本当の意味で理解し、
継続して実行するメンタルを養って下さい。

最後に不足した考え方を補い、誤った考え方
を修正する上で役立つ3冊の書籍を紹介します。
何れも不朽の名著なので一読されてみて下さい。

・デイドレード(Oliver Velez&Greg Capra)
・世紀の相場師ジェシー・リバモア(Richard Smitten)
・ゾーン 相場心理学入門(Mark Douglas)


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